
このページは、ハーブ・スパイス辞典(Part6)の続きです。
ここからは日本のハーブ(和ハーブ)です。
私たちの生活に馴染み深いものですが、試験となると知らないことが沢山。
知識があって使うのと、知らなくて使うのとでは楽しさがグンと変わってくるはず。
試験が終ったあとに、ゆっくりと日常に取り入れて、知識を経験にかえていきたいなと思います。
頭がパンパンになって来ましたが、もう一息。
今までと同じように、チェックしておいたほうがいいと思えるキーワードと、簡単な演習問題で構成しています。
ハーブ・スパイス10種類(クチナシP120~アシタバP129まで)
※ハーブ・スパイス各論(和名、科名、使用部位は省きます)
37.クチナシ
・サンシン(月桃=サンニン)←名前が似ています。
・クロシン—果実に浮くまれる黄色い色素成分(栗きんとん、たくあん等の色づけ)
・くちなしの花-香水の原料
・山査子(陰干しした果実)
・黄飯=和製パエリア(大分県臼杵市)
・由来=「口がない」、「口が開かない」
38.ゲットウ(サンニン)
・沖縄の鬼餅(ムーチー)
・抗不安、更年期の精神症状改善
・毒虫にさされた時に
39.サンショウ
・サンショオール
・七味唐辛子の原料
・木の芽=若葉
・「椒」=芳しいの意味
40.シソ
・青紫蘇—茎葉が緑=薬味、刺身のつま、食材として
・赤紫蘇—紫色=梅干の色付けや薬草
・「蘇」=香りが食を進め元気を蘇らせる
41.スギナ
・禁忌—心臓や腎臓の機能不全の人
・ツクシはスギナの胞子茎
・泌尿器系のトラブル
・ケイ素
・17C英国のハーバリストをはじめ、ドイツの自然療法、アーユルヴェーダでも珍重
42.ドクダミ
・十薬(約10種類の働きがある)
・強力な抗酸化作用
・由来:毒矯め、毒溜め
43.ハトムギ
・イボの特効薬
・ヨクイニン=生薬-–関節炎やリウマチ
・ハトが好んで食べた
44.ヨモギ
・女性のトラブルを解消
・モグサの原料
・草餅、草団子
・漢方—止血や冷えの改善
・アーユルヴェーダ—月経不順や頭痛の改善
・邪気をはらうハーブ
・沖縄のフーチバーはニシヨモギ
45.和ハッカ
・目草(メグサ)=メザメグサ=メハリグサ
・ハッカ脳-–薬品やお菓子に利用
*ハッカ脳とは?葉から水蒸気蒸留法で精油を取り出し、その中のℓ-メントール(エル-メントール)それを冷却結晶させたもの
西洋ペパーミントやスペアミントからは摂れない
46・アシタバ
・不老長寿の特効薬
・八丈草(はちじょうそう)
・カルコン—抗酸化作用(生活習慣病の予防など)
・葉を摘んでも明日には芽がでる
*八丈島について少し知らべてみると、九州の宮崎のような南国の植物が生息しているのですね。
八丈島植物園⇒http://www.hachijo-vc.com/garden/island.php
演習問題
Q1.下記の中から正しいものを選びなさい。
- クチナシ-クスノキ科-クロシン
- ゲットウ-サンニン-ムーチー
- スギナ-ツクシ科-膀胱炎
- サンショウ-五香粉、木の芽
- ハトムギ-餅くさ-ヨクイニン
Q2.次の組み合わせのうち正しいものを選びなさい。
- クチナシ-クスノキ科-クロシン
- スギナ-ツクシ科-ケイ素
- ハトムギ-イネ科-ヨクイニン
- ゲットウ-サンシン-ムーチー
- ヨモギ-十薬-モグサの原料
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