クラフト(P66)
ここでは、ハーブ・スパイス、または精油を使ったクラフトの種類や作り方の説明になっています。
このページで紹介されているクラフトは大きく分けて3種類。
1.ポプリ
乾燥させたハーブ・スパイスを花や精油などと混ぜ合わせて熟成させたもの。
2.サシェ
ポプリを布袋に入れたもの。
3.フルーツポマンダー
オレンジやレモンにクローブを刺したもの
それぞれについては、あとのほうで少し詳しく解説していきます。
歴史あるクラフト
ハーブ・スパイスを使ったクラフトは、古くから世界各地で親しまれており、ポプリの起源は古代エジプト(P12ミイラ作りの時代)にまでさかのぼります。
古代ギリシャ時代(P12ヒポクラテスの時代)には、甘い香りの花などを袋やツボに入れて利用されました。
1.ポプリ—乾燥させたハーブ・スパイスを花や精油などと混ぜ合わせて熟成させたもの。
2.サシェ—ポプリを布袋に入れたもので、芳香剤や消臭剤の役割もある
香りを引き止めるため(香りを保留するため)クローブをいれ、更に精油などで香り付けしても良い。
・ハーブピロー(スリープバッグ)—袋を大きくして枕元におくためのもの
ラベンダー、タイム、ミントなど
・ペットの消臭・虫除け—ペットの消臭や虫除け
セージ、フェンネル、ミント(ノミよけ・消臭)、レモングラスなど
・シューキーパー—抗菌作用、消臭作用を利用する
オレガノ、クローブ、セージ、タイム、ラベンダー、ローズマリーなど
3.フルーツポマンダー
(写真は4,5年前にユズで作ったポマンダー)
オレンジやレモンなど、柑橘系の果物に、クローブを刺して作ります。
欧米では、クリスマスのプレゼントに。
中世のヨーロッパでは、魔よけや病気よけのお守りとして用いられていました。
現代では、インテリアとして部屋に飾ったり香りを楽しむものになっています。
コラム
現代のように、病気の原因が細菌やウィルスだとわかっていなかった時代に、
病気は魔物の仕業だと思われていました。
また、現代のような科学的に合成されたお薬はなかったので、殺菌効果の強いハーブを用いることで、病気から守ること=魔物から守ると考えられていた時代のお守りの1つがポマンダーです。
上の写真は、小さなユズで作ったものですが、顔を近づけると未だにほんのり香りが漂います。
ポマンダーミックスではなく、SBのシナモンパウダーを使ってます。
関連記事をべつサイトに上げていますから、余裕があればどうぞ。
押さえておきたい試験対策のポイント
ここもそれほど難しいところではなさそうです。
ポプリ、サシェ、フルーツポマンダーがどういったものなのかだけ理解しておきましょう。